ある日、突如として僕達の前に創造されたインターネット。
この面積も体積もない不可思議で叡知に満ちた巨大な洞窟の中で、
インターネットの「イロハ」から、焦らずにゆっくりとお話しが出来ればいいな、と思っています。

●グーグルの「+1」マーク

 
グーグルのアカウントを持っている人は、既に気が付いていると思う。
 
グーグルのアカウントを持っていない人は、
何の事だか、サッパリ分からないと思う。
 
最近、グーグルにとんでもない機能が追加されました。
というか、
グーグルが、とんでもない事を始めた？　みたいな。
 
グーグルのアカウントを取って、Gmailやカレンダー機能を使っている人。
そんな人が、グーグルで何かを検索する。
 
何でもいいです。とりあえず、検索してみてください。
 
すると・・・・・
 
検索結果の全てに、「+1」マークが付くようになった。
 
この機能、数日前に、突如として出現した。
 
何だ？　これ？
 
単純な好奇心から、この「+1」マークをクリックしてみた。
 
いやいやいや・・・・。
これ、Facebookや、MIXIでいうところの「いいね!」と同じ機能らしい。
 
グーグルで普通に検索をする。
検索結果がズラズラと出る。
その一つ一つのサイト、全てに、この「+1」マークが付く。
 
この「+1」マークをクリックすると、
僕だったら、Tsunetoshi Tanaka さんが、このサイトを recommend してます。
みたいな、実名入りの小窓が開くのです。
 
要するに、僕がこのサイトを気に入って、「いいね！」と言ってます。
みたいな機能をグーグルが追加したのだ。
 
これって、どうなのかしらね？
 
たぶん、たぶんだけど、これから近い将来、
この「+1」マークが多くクリックされたサイトが
SEO的に上位に表示されるようになる、ような気がする。
 
これは、大変な事になったような。
 
日本では、今現在、ヤフーはグーグルのエンジンを採用してしまって
基本的には、グーグルとヤフーの検索結果の順位は同じだ。
(不思議だけど、明らかに違う時が、ままあるが)
 
グーグルが検索という分野では、一人勝ちの状態。
 
サイトで商売をしている人にとって、グーグルに表示されないと
自分のサイトは、ネット上には存在しない、と近似値。というか同意語？
 
こんな状況下での、今回の「+1」マークの存在価値を考えるだけで
すえ恐ろしい気分になるのは僕だけかしら？
 
もう既に、ネットは情報戦だ。電子戦というか。
 
中国の「五毛党」と呼ばれる人達を代表とするような、
いわば「自作自演」や「やらせ」のプロパガンダ集団もメチャクチャいる。
(つうか、僕も悲しいかな、お客さんの要望で彼らを雇ったことがある)
 
Twitterの「つぶやき」や、食べログの「クチコミ」・・・・
一体、どこまで僕達は、情報の断片を信用していいんだろうか。
 
きっと、グーグルの新しい機能、「+1」マークを
１クリック100円とかで、押しまくる新しい商売も出現するような気がする。
 
今の内に、グーグルのアカウントを300個位取っておこうかしら？
 
それとも、醜いネットの裏側社会に、溜息ひとつ？
 
 
 
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