●PPC広告の実情

 
「PPC」とグーグルで検索をすると、幾つかの熟語が出てきます。
 
その中で、私が一番反応してしまった熟語は、
「Production Possibilities Curve」(生産可能性曲線)でした。
何だ? 生産可能性曲線って? まあ、いいか。
 
 
●今回は、PPC(Pay Per Click)広告について
 
クリック報酬型広告ってやつで、
グーグルだと、アドワーズ。ヤフーだと、スポンサードサーチ。
と呼ばれている、検索結果ページの上や右に表示される広告の事です。
 
広告をクリックされる度に、1クリック幾ら、の費用が発生します。
 
この広告、誰でも出せます。
しかも、直ぐに出せます。
 
http://adwords.google.co.jp/
 
アドワーズを例にすると、
上のURLに行って、法人、個人問わず、無料のアカウントを取って
クレジットカードの番号を打ち込んで。
 
キャンペーン名、グループ名、それに肝心の
キーワードと広告文を入力すれば、2分後には広告が表示されてます。
 
いとも簡単に広告が出る。これは画期的な出来事です。
 
こういう仕組みが提供されてから、随分と年月も経過し
クリック単価も上がり、競争も激しいですが、
今の日本では、まだまだ利用価値のある広告媒体かもしれません。
 
一日の広告費用の上限も決めれるし、
出す地域も、曜日も、時間帯も、検索させる対象機種も指定出来ます。
 
地域は、県ごとの指定も可能です。
地域密着型の店舗や病院などには、かなり有効だと思います。
 
ネットを使って収益を上げたい人には、必須のツールでしょう。
 
 
●問題は費用です
 
PPC広告が始まった頃は、それほどでもなかったのですが
広告を出稿する人達が増え続け、いわゆるビックキーワードと呼ばれている
キーワードですと、クリック単価が、もの凄い事になっています。
 
例えば、「新築分譲マンション」というキーワードで広告を出稿した場合、
1クリック1200円以上は軽く取られてしまいます。
 
仮に、1日100人がクリックしたとしても、1200円×100人×30日で
一ケ月、360万円の広告費が発生してしまいます。
 
ネットで物品や情報を売る場合だと、だいたいですが
1000人からアクセスが来て、3人の成約があればいい方です。
 
これが不動産だとすると、1000人で0.5人位の成約率です。
 
この計算でいくと・・・・
 
「新築分譲マンション」で2000クリックされて、広告費用が240万円。
マンションが売れた時の利益率が20パーセントだとすると、
一戸1200万円の物件価格でトントンという事になります。
 
ただ、実際には、人件費もあるし、PPC広告以外の広告費もあるだろうしで
一戸4000万円位の物件価格で、やっと元が取れる位だと思います。
 
また、「ダイエット」という、これまたビックキーワードで
PPC広告を打つとすると、1クリック200円以上は軽く取られます。
 
こちらは、1000人からのアクセスで3人が購入すると
一人頭の広告費用が、333×200円で、66600円。
 
仮に、利益率が40パーセントものダイエットの商品があったとしても
一個16万円以上の商品でないと、赤字が出てしまいます。
 
実際、16万円もするダイエットの商材なんてそうそう無いですよね。
 
こういう計算をしてみると、今現在のPPC広告の現状の
費用対効果というものが、どれだけ厳しい状況なのかが解ります。
 
実際、欧米では、日本以上に競争が激化しています。
体力がない中小企業や個人は、ビックキーワードでは、
もはや、利益が確保出来ない状況になっています。
 
要点は・・・・
 
いかにニッチな、クリック単価が安いキーワードを探すか、
もしくは、利益率の高い商品にして、費用対効果を上げることです。
 
(品質スコアと言う、グーグルの広告の評価はまた次の機会にでも)
 
ただし、ニッチなクリック単価が安いキーワードは、
それだけ検索する人数も少ないので、
広告の効果もあまり期待できない、というジレンマを抱えています。
 
 
●出稿出来ないジャンル
 
アドワーズや、スポンサードサーチに出稿したくても
出来ないジャンルがあります。
 
ギャンブル系や、アダルト系の広告は、広告文を入力した時点で
ロボットによる自動審査に、待った、がかかります。
 
アダルト系は、広告文の最後に「18禁」の文字を表示をさせたり
ランディングページ(飛び先)に、アダルト表示の専用ページを設ける事で
広告が打てるようになったりもしますが、ギャンブル系は全くダメです。
 
ギャンブル系の商品の利益率は、他の物販に比べて高いのが普通なので
PPC広告は有力な媒体になると思うのですが、そもそも出稿できません。
 
例えば、グーグルの検索フォームに、「競馬」と入力してみてください。
 
表示される広告は、馬券を買える合法なシステム会社のものだけで
勝馬の予想サイトやソフトの広告は一切、表示されません。
 
また、アフィリエイト(物や情報を紹介して、その報酬を受けるシステム)を
目的としたページの広告も制限されています。
 
出稿が出来たとしても、短期間でグーグルスラップと言われる
ある種のペナルティが課せられ、事実上、アドワーズ広告が打てなくなる
状況があります。
 
 
●アドワーズや、スポンサードサーチ以外のPPC広告
 
グーグルやヤフーに広告を出したくても、出せないジャンルの商品だったり
クリック単価が異常に高くて、費用対効果が期待できないものだったり。
 
こんなケースの場合、他のPPC広告もあったりします。
 
「楽天ぴたっとアド」なんかも有名でしたが、
残念ながら、今月(2011年2月末)で、サービスを終了してしまいます。
 
何社かありますが、
今現在ですと、「マイクロアド」というサービスが有名です。
http://www.microad.jp/
 
クリック報酬型広告だと、1クリック、一律20円で広告が出せます。
 
このサービスは、アドワーズや、スポンサードサーチのように
検索結果ページに広告が表示されるのではなく
 
グーグルのアドセンスのように、広告の内容と関係のあるページに
広告が掲載されます。
 
ただし、私も何回も出稿してみましたが、
アドワーズや、スポンサードサーチ程に、効果は出ませんでした。
 
私の出稿の仕方がまずかったのかもしれないし、
将来、アドワーズやスポンサードサーチの脇を固める
第2のPPC広告に育つ可能性もあります。
 
 
●あくまでも噂?
 
これは、あくまでも噂ですが・・・・・
(つか、本当は、私も知っていて、実存します)
 
PPC広告を出稿している競争相手を潰す請負集団がいたりします。
 
彼らは、巧みに、アクセス場所を変え、プロバイダーを変え、IPを変えて、
競争相手の会社のPPC広告をクリックしまくるのです。
 
そうする事によって、膨大な広告費用を競争相手の会社に負担させ
費用対効果を著しく低下させます。
 
事実上のネットでの販売を阻止させるのです。
こんな作業を仕事として請け負う人達も、少数ですが存在します。
もちろん違法です。
 
 
●以上が、PPC広告の実情です
 
グーグルやヤフーも、広告収入が命ですから
永遠とこのまま競争を黙認して、クリック単価をつり上げて、
PPC広告自体の価値を下げるような行為はしないと思います。
 
費用対効果が期待できない広告媒体に、広告を出稿する人はいませんから。
 
ただ、私達ユーザーは、とりあえず、PPC広告を利用しながらも
PPC広告に依存しない、極端な事を言えば、
グーグルやヤフーを当てにしなくても生きていけるような道を
模索するのも必要かな〜と思います。
 
例えば、メールを使った広告戦略などで。
 
 
 
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