●グーグルのモバイル フレンドリー

スマホでのグーグル(以下G様)検索結果に「スマホ対応」の
グレー文字が表示されるようになったり、
ウェブマスターツールの管理人宛に、
「あなたのサイトに、モバイル・ユーザビリティ上の問題が検出されました!」
みたいなメールがバンバン届いたり。

最近のG様は、モバイル環境への姿勢をかなり強化してきている。
今月21日からは、モバイル検索においてのみだけど、
サイトの順位を決めるアルゴリズムの変更宣告まで発表しているし。

要するに、これからは、モバイルにフレンドリーではないサイトは
検索順位を下げるかもよ。と脅しているのです。
しかもモバイルフレンドリー度数を判定するサイトまで作って。
G様はネットの警察だもんね。でも、どうすんですかね、
国や県や市の公共サイトのほとんどは、
まだスマホへの対応なんてしてないのに。

※G様のモバイル フレンドリー テスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/

G様のモバイル対応の裏には、
何やらアドワーズの広告収入増加の意図も見え隠れするけれど。
僕ら業者にとってのスタンスは、G様側に立つか、お客様側に立つか、
でかなり対応の様子が変わるのです。

▼ G様側に立つと

G様側に立つとすると、「このスマホ全盛の時代、
スマホやタブレットに対応したHPを今直ぐにでも作らないと、
G様の検索結果から御社様のHPは消えてしまうんですよ!
それでいいんですか?」みたな危機感を煽って、
即、売上げに結びつく営業トークが使えるのです。

「スマホ対応のページを直ぐに作りますよ。え〜い、面倒だから、
この際、レスポンシブルでフレキシブルなデザインで、
サイトを作り変えてしまいましょうよ。」な〜んて展開して。
要するに、この不景気な時代、金に出来るのです。

▼ お客様側に立つと

でも、お客様側に立ってこの状況を冷静に判断すると。
G様のモバイル検索における、順位を決めるアルゴリズムの変更宣言だって、
今までのパンダやペンギンや、常時SSLのように、
直ぐに天と地がひっくり返るような順位変動は起きないと思うし。
アフリエイトなサイトならまだしも、普通の企業のサイトが、
モバイル検索アルゴリズムの多少の変化で、大きく順位を崩す、
なんて事は考えにくいのです。

前述したように、現実として、国や県や市や区の、
公共サイトに代表されるような、資料性が高いサイトなんて、
そのほとんどがスマホ対応になんて全くなってない状況で。
お客さんだって、そうそうサイトの改修費用の捻出に潤沢な資金を使える
景気ではないしで。僕としては、
「とりあえず、夏位まで、少し様子をみましょうか?」とお話ししている。

▼ スマホの情報量の問題

G様がモバイルフレンドリーかどうかを判断する大きな要素として、
スマホで見た時の文字の大きさ、がある。
スマホで読むに価するフォントの大きさの是非を判断してるんだけど。

普通に考えても、PCのスクリーン上に表示できる文字量と
スマホの文字量とでは、雲泥の差がある。
PCと同じ内容をスマホでも見せようと思うと、
非常識な回数のスクロールを強要するか、
ページを限りなく別けなくてはならない。
だから、通常の場合、スマホ用のページは、PCページよりも内容の量を削る。
この結果、全ての情報を見たいアクセス者は、
結局、PC用のページをスマホでピンチアウトしながら観覧する事になる。

▼ 微妙なViewportの設定判断

他にもG様がモバイルフレンドリーかどうかを判断する大きな要素に、
MetaのViewportが、HTMLのHEADソース内に書かれているかどうか、
というのがある。この是非の判断もかなり微妙で。

スマホでも、左右幅固定でキッチリ読ませたい場合など、
viewportのcontentの部分に、
width=500 とかを入れて固定にしたりしていると、
G様から「モバイル用 viewport が設定されていません」という
X(バツ印)を頂くことになる。
「viewport ちゃんと設定してるじゃん!」とか思うんだけど。

要するに、おまじないのような「width=device-width」指定の
一点張り評価なんだけど。色々とテストしてみるに、逆に言うと、
「width=device-width」さえ指定しておけば、
モバイルフレンドリーの点数が甘くなったりもするのである。

▼ レスポンシブデザインの限界

レスポンシブデザインについてはどうだろう。レスポンシブデザインとは、
PCからでもタブレットからでもスマホからでも、
同じHTMLにアクセスさせて、CSSでアクセス機器に合わせレイアウトを
制御する機能を持たせるデザインの事。

最近のアクセス機器への振分け方法は、
環境変数のユーザーエージェントを使うのではなく、
メディアクエリと呼ばれるCSS表記を使って判断するのが主流。
これ自体は簡単で便利なソリューションなんだけど、現実として、
今まで何年もかけて構築してきた既存のサイトを、
今からレスポンシブデザインに変更するのは、かなりの無理がある。
つか、ハッキリ言って無理です。苦笑

それだったら、別途、スマホ用のサイトを作ってユーザーエージェントで
判断して飛ばしてしまった方が、遥かに作業もラクだし、
改修費用もかからない。つか、サイトの仕様が将来も変わらないような
サイトだったら問題はないけど、
ヒョコヒョコ、レイアウトや中味のオブジェクトが
日々変化していくようなサイトの場合、
現実としてレスポンシブデザインなんて無理だ。
テーブルやフォームの追加が頻繁なサイトなんかだと、
レスポンシブにしているとホント疲弊してしまう。

PS.
言いたくないけど、なんで僕たちは、こんなにもG様に翻弄されなければ
ならないのだろうか。今や、G様のネット上でのチカラは独占で、
もはや世界のネット警察である訳だけど。
しかし、時々、腹が立つことがある。でもまあ、しょうがないのかしらね〜。
これだけ有意義なツールを日々使わせてもらっている恩恵は大きいし。
つか、ホントは、G様の後をベッタリ付いて行けば、
僕たち業者は安泰なんだけれどね。

 

▼▼▼▼
自分自身の説得力を磨く技術
結局ですね、グーグルのモバイルフレンドリーがどうしたとか、
レスポンシブデザインがどうしたとか、その以前に、
企業や商店の売上げをアップするには、自分の説得力が最後の砦。
自分自身の説得力を磨く技術

 
 
 
 
 

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